STC ブログ
2024.03.27
カカオ豆の不作
こんにちは マツイ・ダージャンです。
相場と関わるうちに把握したところですが、
今年は3月29日、4月1日の一方または両方で、イースターホリデーに伴い米国や欧州の市場がお休みになります。
キリスト教圏では、十字架にされた後にキリストが復活したことを祝う催しが各国や地域で行われますが、
名物のチョコエッグが姿を消してしまうかもしれません。
カカオ1トンあたりの価格が、銅のそれを上抜いたそうです。
iphoneの生産減を一因とする、中国の銅需要低迷を加味しても工業用の金属と逆転するって相当ですよね。
(BloomBerg記事からの抜粋)
背景には西アフリカのカカオ豆不作にあります。
ブルームバーグアナリストの指摘によれば、
「カカオの木の病気や天候不順で供給不足が長引けば、2025年のイースターにはチョコレート価格がさらに高騰するかもしれない」
需要の強さを示唆する原油市場などは日頃監視してはいますが、
米国をはじめ各中銀の政策金利がいつ下がるかの予想が経済メディアから次々と発信される昨今では、
カカオに限らず他の商品価格(近年ではシカゴで水の先物が登場するなど)の動向にも
気を配る必要があるかもしれないと思いました。