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2022年10月

2022.10.26

きっぷのおはなし

毎度ご無沙汰しております。

苦楽園でございます。

かれこれ旅行も行かず温泉にも行かず・・・。
何やっているんでしょうね。
まあ、そのようなことは関係なく、今日は「きっぷ」の事をお話ししようと思います。

と、言いたいところですが、もう殆どの方は「きっぷ」というものを買うことすらしていないような時代です。
きっぷ愛好家としては寂しい所ですね。

それはさておき、鉄道線に乗るときは昔は必ずと言っていいほどきっぷを買っていたものです。
しかし、ここにはちょっとした面白いルールがあります。(現在のICカードにも言えることがありますが。。。)
なんときっぷに行先ではなく金額のみが書かれているものは「その乗車経路に拘わらず最安経路での運賃計算をする」という魔法の言葉があります。

驚きですね。

厳密には「経路の重複をせず、指定の範囲内の乗降に限り、その乗車経路に拘わらず最安経路での運賃計算をする」ということです。
JRでは「大都市近郊区間内」というエリアが指定されているため、その範囲内では最安経路の運賃を払えばいくらでも乗れるということですね。

一部界隈ではかなり有名な話ですが、一般の方も知っていて損はないと思います。

「格安で、しかも一日中楽しめる旅行に行きたい・・・」
と思った方も少数ながらいるかと思います。
そんな時に魔法の言葉を使いましょう。
なんと「初乗り運賃」で関東の一都六県を全て回りかつ、一日中楽しめるという旅。
因みに、私は生半可な気持ちではやらない方がいいと思います。
何しろ「改札から出られない」ですから。

諦めましょう。
と言いましても、途中の駅で食事も最近はできますし、過ごしやすくなったと思います。

それでは、どういったルートで行くか見てみましょう・・・と言いましても、簡単です。
「列車を乗り継いで一都六県回るだけ。」
つまり、「神奈川県に向かって海沿いを行き」
「相模湾を眺めたら八王子へ向かい」
「(列車が)短い八高線に乗って高崎へ向かい」
「高崎からは山を眺めながら東へ向かい」
「東へ出たら次は太平洋を眺め房総半島へ」
「房総半島も一周し東京湾を眺め乗った駅の隣の駅へ」
言うだけですと簡単ですね。
乗車時間は日の出から日没まで。
その間改札からは出られません。

因みに、私鉄でも似たような事が出来ますので自分なりの「大回り乗車」見つけてみてはいかがでしょうか。
なお、最長大回り乗車は年に1回しかできないので注意してくださいね。

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