STC ブログ
2023.08.23
面白いと思った詰将棋
お久しぶりです、アナグマです。
8月に入り、厳しい暑さが続いております。
私は相変わらず趣味である将棋を指していました。
今回は面白いと思った詰将棋を2つ紹介していこうと思います。
まず詰将棋とは何かを簡単に言いますと、相手の王様を詰ます(捕らえる)パズルのようなゲームです。
詰将棋を聞いたことや解いたことがある方は多いかと思います。
詰将棋の大まかなルールは下記のようになっています。
・王手をかけながら相手の玉を詰ます(捕らえる)。
・盤上の駒と持ち駒、王手をかけながら取った駒を使える。
・打ち歩詰めと二歩、連続王手の千日手を禁じる。
など
まだ他に細かいルールがあるのですが、上記の3つが最低限のルールかなと思います。
一つ目は「ミクロコスモス(小宇宙)」と呼ばれる詰将棋です。
(初期図、持ち駒なし)
この詰将棋の特徴は1525手詰めという最長手数です。
1986年の詰将棋パラダイスの10月号に1519手詰めが掲載され、
1995年に『詰将棋探検隊』にて改良された1525手詰めが発表されました。
改良前の作品では制作に約1年かかっているそうで、改良期間と合わせれば約10年かかっていることになります。
現在もこの最長手数を超える詰将棋は登場していません。
二つ目は「最後の審判」と呼ばれる詰将棋です。
1997年の詰将棋パラダイス1月号に掲載されました。
(途中図)
これは詰将棋ルールの不備を突いた問題となっていまして、
この詰め将棋は千日手と打ち歩詰めに集点を当てています。
「詰む」か「詰まない」の賛否両論となっている作品で、
詰将棋と呼ぶ方もいれば、詰将棋と呼ばない方もいます。
この詰将棋に関しては様々な意見や解釈があり、気になる方はぜひ調べてみてください。
以上、私が面白いと思った詰将棋です。
詰将棋一つをとっても、多くの斬新な作品があり、
これからも面白そうな詰将棋を見つけていきたいです。
アナグマ