STC ブログ
2021.07.14
熱中症
お久しぶりです、ガジェット担当(?)のmaskobaです。
最近のワタクシは…
いやーおうちポップン楽しいですね!
かれこれ10年以上現場(ゲーセン)からは離れていましたが、
昨年末にこのコントローラーが発表されて、思わず飛びついちゃいました!
昔、PS2用としてこのサイズのコントローラーが発売されたこともありましたが、
その頃は私もまだ学生で手が出せず(3万円強)、悔しい思いをしました…
なので、今回はきちんと手にすることができ、喜びもひとしおです。
ブランクたっぷりですが、せっかく手に入れたので遊び倒したいと思います!
しかし、学生の頃は本当に熱中していて毎日のようにゲーセンに足を運んでたんですよね。
高校の頃なんて、JR宇都宮の駅前に早朝からやってるゲーセンがあって登校前に寄っていたり…
(あれ、なんかただのダメエピソードだなこれ)
気が付けばそんな馴染みのゲーセンも、ひとつ、またひとつと消え、
先日、最後の砦だった陽東(正確には石井)の遊ingが閉店し、全て無くなってしまいました。
10年以上ろくに行っていなかった者が言うのもアレなんですが、やっぱり寂しいもんですね…
そんな、昔熱中していた事が再燃してきたというお話…なわけないですね、このタイトルで。
私の大失態なので非常に恥ずかしいのですが、
これから来る夏本番に向けて、注意喚起として書きます。
昨年の8月、盆休みの半ば、私は自転車に乗っている最中に熱中症で倒れました。
その日の前日までの猛暑日がひと段落した真夏日。(調べたら32.7度だったようです)
前日よりは低いとはいえ真夏日なので近めの目的地として道の駅しもつけ(約14km)を設定し出発。
その日は田川のサイクリングロードに入りひたすら南下するルートを取りました。
田川のサイクリングロードは一昨年の豪雨被害の復旧工事で通行止めが多く、
自転車を担いで土手を上り下りすることを繰り返しながら走っていました。
そして、道の駅しもつけが見えてきたところで異変が起きました。
指先に痺れが出てきたのです。
直感的に「これはまずいやつだ」と思い、目の前に見えた新4号の高架下に駆け込んで停車。
そこから一歩も動けなくなりました。
まず、指先から始まった痺れが足にも回って、足が上がらなくなりました。
次に意識が朦朧としてきて、視界がパチパチと真っ白に…
ここまで、異変を認識してから5分程度の出来事です。
なんとか指を動かして携帯を取り出し、家に居る妻にSOS。
妻が到着するまでのおよそ30分は意識を飛ばさないようにひたすら耐える地獄でした…
場所が場所で誰も通らず「これはいよいよまずいかも」と、生まれて初めて死を覚悟しました。
分かりにくい場所にもかかわらず、必死に探して駆けつけてくれた妻には感謝しかありません。
妻の手当てにより事なきを得ましたが、今思い返してもゾッとする出来事です。
その日の自分は色々なミスを犯していました。
いくつか挙げたいと思います。
①真夏日という言葉への過小評価
先述の通り、前日まで猛暑日が続いており、ニュースの気象情報で、
「今日は連日の猛暑日も落ち着き真夏日となるでしょう」という言葉を聞いて、
「これなら今日は自転車に乗れそうだな!」と安直に思ってしまいました。
猛暑日ではないとはいえ、真夏日ならば30度以上…運動に適する気温のわけがありません。
②水分の不足
その日は運動するにもかかわらず、朝からほとんど水分を採っていませんでした。
そのせいもあり、いつもは目的地に着くまでは持つ500mlのボトルが、
田川のサイクリングロードに入った時点で既に残り僅かになっていました。
そして、そのことに気付くのに遅れたことが手足の痺れを伴う脱水へとつながりました。
③ルート選択の失敗
先述の通り、田川のサイクリングロードは災害復旧のための一部通行止めとなっていました。
本来なら通行止めに当たった時点でルートを再検討するべきでしたが、
「開いてる区間もあるし、川沿いは気持ちいいから突き進もう!」と思ってしまいました。
この判断により「自転車を担いで土手を上り下り」という、大きく体力を消耗する行為を、
真夏の炎天下の中、何度も繰り返すことになりました…
④休憩の判断ミス
田川のサイクリングロード周辺はまさに田園地帯で休憩する場所がありません。
しかし、一か所だけ休憩を取れる場所があったのです。
それは「田川ふれあい公園」という川沿いにある公園です。
サイクリングロードからの入り口もあり、休憩を取るにはうってつけの場所です。
しかし、「ちょっと(約3km)だしこのまま走り切ってしまおう」とスルーしました。
そして、その約1.5km先で倒れたわけです…
ざっと挙げただけでもこれだけのミスがありました。
全て熱中症の対策として、そこかしこで指導されている「当たり前」の事に反していますね。
仕事でもそうなのですが、
重大な問題というものは、得てして初歩的なミスが積み重なって起きる
ということを改めて思い知らされました。
今回は運良く退避できる日陰(高架下)が近くにあったから良かったのですが、
日差しを遮る物のない場所で身動きが取れなくなっていたら…本当に恐ろしいです。
ちなみに、件の高架下の周辺はこんな具合です。
見渡す限り、日陰がありません…
本当に…本当に運が良かった…
大型連休も近づき、この機に運動不足を解消しようと思われている方もいるかと思いますが、
真夏の運動は十分な準備と、適切な判断をもって臨んでくださいね。
Written By maskoba